ハートロック2010 第二報 「沈黙の歓待」

各ユニットが順々にスタートしていく。
私はとりあえず日本人なのでとりあえず自衛隊について行くことにした。
自衛隊ユニットは専守防衛なので専制攻撃はできず、戦闘に際しては本国の本省に許可を求める必要があるとのこと。
しかも民間軍事会社の護衛つきである。

「お前らの首長はどこだ!」
開始して間もなく地元住民が姿を現し、緊張が走る。
軍事会社の兵士が自衛隊を囲みガードする。
無線士が本省との交信を試みるが電波状態がよくないのか、なかなか繋がらない。
バリ3の私のソフトバンク衛星電話を貸してあげようかと思っていると「我々は話し合いに来た!」と恐らく地元住民たちのリーダー格と思われる年配の男性が一歩前へ出た。
部隊長は軍事会社へ銃を下げるように指示が出し、「我々は日本国自衛隊である。我々はトチギスタンと日本の友好のために来た。敵ではない。」と流暢なトチギスタン語で地元住民に語りかけた。
ちなみに私は大学でトチギスタン語を専攻していたので地元住民や隊長の言葉がわかったのである。

地元住民が隊長を取り囲む。
集団の中の一人が「自衛隊は仕事をくれると聞いた!」と叫んだ。
それに呼応して「仕事をくれ!」と集団が騒ぎ始め、中には銃を持っている者もいる。
このまま騒ぎが大きくなれば戦闘に発展しかねない。
隊長は部下に“アレ”を持ってくるように指示した。

続く